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とんち探偵・一休さん金閣寺に密室(ひそかむろ) (祥伝社文庫)
- 作者: 鯨統一郎
- 出版社/メーカー: 祥伝社
- 発売日: 2002/08/01
- メディア: 文庫
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こんなふうに書きます。とゆうテストです。
鯨統一郎氏の本、しかも歴史モノとゆうことで、敢えてナンセンスにハイテンションに進むとゆう作風を期待していたんですけれど、そうでもなかったのでちょっと残念。一休さんの有名なエピソードはなぞっていたけど。あんまり笑えなかった*1。ただ、ミステリとしては面白かった。
この場合の「ミステリとして」というのは「犯人当てとして」という意味です。私は犯人が解りませんでした。意外な犯人だった。
鯨氏の憎いところは、その伏線を有名なエピソードに埋め込むところですね。仏さんに背を向けての読経、師匠に毒だと云われていた壷の中の水飴を食べてしまう話、「このはしわたるべからず」。どれもあまりに有名なエピソードだから「ふーん」と思って読み流していたのに、そこが重要だったとは!と。
最後のところには、なんかシリーズ化をにおわせる記述がありましたが・・・正直、買うかどうかは悩むところ。まぁ、買うものがなかったら買おうかな。
評価:★★★☆☆<<はてな年間100冊読書クラブ>>
*1:タイムスリップシリーズのような突飛な展開になるかと思っていたが、普通だった。ある意味正しいのだけれど、ちょっと物足りない。