またまた乙一
一週間に買う本は一冊と決めています。正確には先週決めました。だって、そうしないと際限なくなってしまうので。本を濫読するのも楽しいですが、そのために他の時間が削られてしまうのはいただけません。
先週は乙一の『暗いところで待ち合わせ』で、今週もまた乙一を買いました。
- 作者: 乙一
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2003/06/20
- メディア: 文庫
- 購入: 7人 クリック: 153回
- この商品を含むブログ (170件) を見る
短編集だったのですが、表題の『平面いぬ。』はかなりせつなくていい話でした。なんか、読書感想文書きやすそう(笑)
しかし、一番泣いたのは『BLUE』ですね。こうゆう系統の話に弱いのです。悔しいけれどツボをつかれました。
巻末の解説にもありましたが、この作品集では、乙一氏は読者の感情の流れをかなり意識的にコントロールしている印象を受けました。有体に云ってしまえば「さぁ、ここで泣け!!」みたいな。
それが嫌味じゃないので良かったです。明快ですね。
これくらい明快に道筋を提示されると、素直に身を任せて楽しめます。だから、読書感想文書きやすそうって思ったんだけど(笑)
せつなさの乙一と云われる所以を垣間見ました。ほんと泣けるわぁ、乙一作品。
今後、泣きたいときにこの作品を読むことにします(笑)
ってゆうか、思い出し泣きさえできそうだよ!(爆)