今日の一冊

古典の森へ―田辺聖子の誘う (集英社文庫)

古典の森へ―田辺聖子の誘う (集英社文庫)

田辺聖子先生の『古典の森へ』です。
わりと古典好きで、田辺先生の古典紹介書籍は結構持ってたりして。小説も面白いけど、この古典案内が面白いのよね、田辺先生は・・・。
女の目線。女の考え方。
田辺先生は、戦時中に少女時代をすごされたからか、女であることをとても大事にしてる感じがします。女の子らしくしていてはいけない時代に少女だったから、今もそれを取り戻そうとしている感じ。
私はわりと女であることを疎ましく思うことがあるのだけど*1、女もいいなぁと思える。女だって、自由に、ありのままの女でいていいじゃない、ということ。
言葉にするのは難しいな。

*1:男になりたいという意味ではない。決して。