11冊目

感想書くの、ちょー久しぶり!
とゆうわけで、2月の最初のほうに読了した『亡国のイージス』の上巻の感想を、イマサラなのでさらっと手短に書いてみますよ。

亡国のイージス 上 (講談社文庫)

亡国のイージス 上 (講談社文庫)

福井氏らしい1冊だと思った。登場人物の過去の、緻密な描写。これでもかと云うくらい。
映画では削られまくってた部分だったので、序章を読んだだけで、映画を見た後の疑問の大半は消化された(笑)
先任伍長って何する人?とゆう映画を見た後の疑問も、すっきり解決。原作の千石先任伍長は、巨体とゆうことで、ちょっと真田さんとはイメージ違いましたが、あんまり違和感はなかったなぁ。
犯人(裏切り者)は誰なのか?と、情報が錯綜して、千石が混乱するんですが、これは映画を見て展開が解っちゃってたので、楽しみが半減。これが映画を先に見た弊害だった。
映画でさっくり死んでしまった菊政克美二等海士は、原作を読んで凄く好きになりました。もう、菊政が死んじゃうの解ってたから、先を読み進めるの嫌になったくらい(笑)
ただ、どうも『終戦のローレライ』を読んだ後には、もの足りない感じがした。規模が違う。
ローレライでは、潜水艦を乗っ取られそうになるのは、物語のワンシーン。イージスでは、その艦の取り合いがメイン。どうにもスケールダウンしているような気がしてしまって・・・。ローレライでの潜水艦同士の緊迫した戦いに惚れこんで、泣きながら読んだものですから。
特に、上巻は、未だ艦内でのドンパチ*1もなく、疾走感に欠ける感じ。
しかし、下巻を2倍楽しむために、やはりこの上巻は大切なのです。ローレライの3巻みたいなものですかね。
とゆうわけで、評価は低めです。
評価:★★★☆☆
はてな年間100冊読書クラブ

*1:云いまわしが古すぎる20歳。