8冊目

超久々の読書記録。テスト前に読んだものですけれども・・・。
えっと、手帳にメモしてあるのを見る限り、読了日は16日。わお。10日以上も前!(死
しかし、テストやらなんやらで感想を書く時間がなかったので仕方ありません。いや、一応1回、テスト前に感想書こうと試みたんですけど、うっかり全部消しちゃったのよね・・・。それで諦めてそのまま。
仕方ないので思い出しながら感想を書きますよ。

転・送・密・室―神麻嗣子の超能力事件簿 (講談社文庫)

転・送・密・室―神麻嗣子の超能力事件簿 (講談社文庫)

とゆうわけで、四季嬢に借りて読んでいる神麻嗣子の超能力シリーズ。1冊だけ自分で持ってるんですけどね・・・。シリーズ5冊目の短編集。
短編集なので1作ずつ感想を書いてもいいんだけど、長くなるので手短に。
やはり近時のミステリではキャラクタが魅力的なものが人気。とゆうことで、新登場のキャラクタ感想。まず、今後も大注目の神余響子ちゃん。嗣子ちゃんの同僚で、容姿はそっくり。ただし、おっとり型の嗣子ちゃんとは違い、わりと短気で男勝りな部分もある。どうやらお母さんっ子。そのお母さんとのやり取りが回想シーンで出てくるけれど、超意味深。嗣子ちゃんはなにやら訳知り風だし、今後の響子ちゃんの活躍も気にかかる。
そんな響子ちゃん初登場の『神余響子的憂鬱』では、今まで語られなかった<チョーモンイン>こと<超能力者問題秘密対策委員会>の様子が出てきて興味深い。亜空間に存在しているそうですよ。ははぁ。
あと、新たに出てきた<チョーモンイン>の設定として、最後に収録されている『神麻嗣子的日常』で語られた"偏在登録"の抹消というのがなかなか気にかかります。"現世"における神麻嗣子は"誰"なのか・・・。
ところで、保科さんが「極端なことを言ってしまえば、きみはもしかしたら外国人かもしれないし、それどころか男性かもしれない」と語っていますが、とゆうことは嗣子ちゃんの容姿は仮の姿なわけで。だから<チョーモンイン>には美少女が多いんですかね(笑)
『神余響子的憂鬱』に出てきた上司の神威マモルことコンスタンツェ(笑)も美少女(?)だったみたいだし、容姿は中学生くらいに見えるようだし。
誰の趣味なんでしょう。見てくれはよいほうがいい!ってことか(笑)
話をキャラクタに戻す。初登場キャラクタではないけれど、百々太郎ことモモちゃんが保科さん、嗣子ちゃん、能解さんのトリオに変則的に加入してきましたね。更に前作で保科さんの前妻の聡子さんもトリオに変則加入したし、響子ちゃんも加わって、だんだんと大所帯になってきました(笑)
西澤氏がお忙しく、シリーズは伏線を張るだけ張ってあるのに、もう暫くは完結させる時間が取れないようなのですが、これだけ大所帯になってくると、そろそろ完結方向に向かわせないと収集が取れないのでは。などと要らぬ心配。
そして、本作で登場した新キャラで、怪しいとゆうよりもう怪しすぎる阿呆梨希嬢の存在。保科さんの新担当編集者ですが・・・。彼女の初登場シーンから保科さんの感覚が狂い、記憶が曖昧になるという状態。
何よりも気になるのは『神麻嗣子的日常』で起きた現実の変化。あたかもパラレルワールドのように、試験に不合格だった神麻嗣子の日常から、試験に合格した神麻嗣子の日常への移行。その直前に、嗣子ちゃんは梨希嬢に遭遇・・・。
怪しさ爆裂です。
しかし、これでお話はちょっと進んだということですよね。早く彼女の正体と、このパラレルワールドへの移行の理由が知りたいです!
ただ、短編では保科さんが完全に安楽椅子探偵になってしまっていて、そこがちょっと物足りないかな。そろそろこのシリーズの長編が読みたいわぁ。
よろしくね!(笑)>四季嬢
評価:★★★★☆
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