久しぶりに、古典
- 作者: 田辺聖子
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 1993/12
- メディア: 文庫
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とゆうわけで、田辺聖子先生の今昔物語。
今昔物語ってゆうのは、説話がいっぱい集まった物語集ですが、その中から29のお話を、田辺先生が現代語に直されたものです。素敵です。
いくつか知ってるお話もあったんですが『鬼とお后』は、怖しさと優美さが混在していて魅力的だったなぁ。『受領と平茸』のお話は、エピソードとしては知ってたんだけれど、これも面白かった。『雨宿りで逢った少女』は、受験時代に古文で読んだような気がする。ロマンチックなお話で、これ凄い好き。
29もお話があると、なかなかおなかいっぱいになります。薄い本ですが、2日かかった読みました。
今昔物語には、田辺先生が『文車日記』とゆう本で紹介されたロマンチックなお話があるんですが、未完らしいのです。それで、その続きを夢想するのが楽しいのよ。とゆうものなんですが・・・。未完って惜しい!
本朝篇のお話は、どれも素敵なものばかり。久々に原文も読みたくなったなぁ。